【F】

Fleetwood Mac

Fleetwood MacRumours(1977)
【噂】
01 Second Hand News
02 Dreams
03 Never Going Back Again/もう帰らない
04 Don't Stop
05 Go Your Own Way
06 Songbird
07 The Chain
08 You Make Loving Fan
09 I don't Want You Know
10 Oh Daddy
11 Gold Dust Woman
 Stevie NicksLindsey Backinghamが加入して二作目にあたる、Fleetwood Mac最大のヒットアルバムであり、Fleetwood Macという名前を不動のものにした作品。曲調はバラエティに富んでいるのだが、しかし散漫ではない。締まった固いドラム音によって牽引される小気味よい曲が並ぶ。特に(よく指摘されることでもあるのだが)新加入の二人のみならず、ボーカル兼キーボード担当のChristine McVieの手になる曲の水準が素晴らしい。このアルバムではDon't StopSongbirdOh Daddyの3曲。

Fleetwood MacSay You Will(2003)
01.What the World Coming to
02.Murrow Turning over in His Grave
03.Illume(9-11)
04.Thrown Down
05.Miranda
06.Red Rover
07.Say You will
08.Peacekeeper
09.Come
10.Smile at You
11.Running through the Garden
12.Silver Girl
13.Steal Your Heart away
14.Bleed to Love Her
15.Everybody Finds out
16.Destiny Rules
17.Say Goodbye
18.Goodbye Baby
 Christine McVieを除く4人によるアルバム。キーボードがChristineではない分だけ硬質な音になっていると言える。特筆すべきはまずこのアルバムの中でも実験的な異色作であるRed Roverだろう。スパニッシュめいたアコーステッィク・ギターの多重録音を主体とした作品であり、ギターの響きが耳に心地よい。Stevie Nicksのあの独特な響きのボーカルが冴え渡る表題曲Say You willだが、本来こうした曲はこうした曲はChristineが提供していたはずであり、その穴を埋めるかのような暖かい曲。最終部のコーラスが次第に子供の合唱へと変化していく(デジタル処理か?)ところが面白い。Peacekeeperは、ストレートなメロディ主体のコーラスナンバー。LindseyStevieのボーカルを左右に振り分けていて立体感のある、"Tango in the Night"Seven Wondersに勝るとも劣らない名作。


Fripp & Eno

Fripp & EnoEvening Star(1975)
01.Wind on Water - Evening Star
02.Evensong
03.Wind on Wind
04.An Index of Metals
 当時King Crimsonを解散していたRobert FrippBrian Enoと組んだコラボレーションアルバム。Frippは後にさまざまな人物と共作を手掛けるようになるが、そのきっかけともなった作品だろう。全編にわたってキーボードとギターのみが奏でられるインストゥルメンタル。タイトルともなったEvening Starが特に素晴らしい。ハーモニクスを巧みに使用して、連続的にオクターブ上へスライドするギターソロが圧巻で、まさに水上を滑るようなイメージを持った名曲。それにしてもRobert FrippBrian Enoも、Windowsの効果音を手掛けた経歴を持つのだが、そこにはMicrosoftのどのような思惑が働いていたのだろうか?


Fruupp

FruuppModern Masquerades(1975)
【当世仮面舞踏会】
01 Misty Morning Way/朝もやの小径
02 Masquerading with Dawn/夜明けのマスカレード
03 Gormenghast
04 Mystery Might
05 Why/何故
06 Janet Planet/ジャネットの惑星
07 Sheba's Song/シェバの歌声
 北アイルランドのProgressive Group、フループの四枚目のアルバム。プロデュースはKing CrimsonIan McDonald。よく言えば繊細なファンタジー世界の構築に成功しているということになるが、悪く言えば牧歌調で凄みに欠ける。ボーカルもギターもともに線が細く、今一つ盛り上がりきれないし、リズム展開にも劇的なものがない。とは言え、旋律そのものは悪くないどころか、どこかしら演歌調であって(例えばMisty Morning Wayのイントロなど)、その辺にオリジナリティがあると言えばあるのかも知れない。


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