【B】

Bill Bruford

Bill BrufordFeels Good to Me(1977)
01 Beelzebub
02 Back to the Beginning
03 Seems Like a Lifetime Ago(Part One)
04 Seems Like a Lifetime Ago(Part Two)
05 Sample and Hold
06 Feels Good to Me
07 Either End of August
08 If You can't Stand the Heat...
09 Springtime in Siberia
10 Adios a la Pasada(Goodbye to the Past)
 YesKing Crimsonとプログレの王道を渡り歩いてきたドラマー、Bill Brufordのファースト・ソロ・アルバム。アルバムの色調はJazz-Rockであり、肩の力を抜いて聴ける仕上がりである。とはいえ、曲そのものは、タイトル曲をはじめとしてドラマーのアルバムとは思えないほどの秀作揃いであり、あちこちで歴史的名盤との評価も高い。後にU.K.及びBurfordで組むことになるAllan Holdsworthの、あの独特の唸るギターも素晴らしい傑作。昼寝でもしながら聴くのが望ましい。


The Birthday Massacre

The Birthday MassacreWalking with Starngers(2007)
01.Kill the Lights
02.Goodnight
03.Falling Down
04.Unfamiliar
05.Redstars
06.Looking Grass
07.Science
08.Remember Me
09.To Die for
10.Walking with Strangers
11.Weekend
12.Movie
 少し前ならパンクバンドに相応しかったものだろう、「誕生日に大虐殺」というユニット名の、カナダのゴシックメタルバンド。ビジュアルもかなりダークな感じではあるのだが、音そのものは意外にしっかりしていて、特にリズムセクションは堅実な安定感がある。安定感はあるがミックスダウンでも低音が強調されているので、ある程度以上の能力を持った再生機器でないと濁って聞こえるかもしれない。そんなリズムの上でギターかキーボードのどちらかが常にキラキラと飛び跳ねているような曲作りが特徴か。全体としては逝ってしまっている外見とは裏腹に素直でストレートなロック、とも纏められるような気がする。


Blondie

BlondieParallel Lines(1978)
【恋の平行線】
01 Hanging on the Telephone
02 One Way or Another/どうせ恋だから
03 Picture This/恋のピクチャー
04 Fade away ande Radiate
05 Pritty Baby
06 I Know but I don't Know/知ってるかい?
07 11:59
08 Will Anything Happen/どうなるかしら
09 Sunday Girl
10 Heart of Glass
11 I'm Gonna Love You too/好きになりそう
12 Just Go away
 Blondieが注目されるきっかけを作ったサードアルバム。これ以降の一連の作品に引き継がれる、良質なポップセンスに裏打ちされたバラエティ豊かな曲作りがヒットの要因であった。特にSunday GirlHeart of Glassは、誰もがどこかしらで耳にしたことのある有名なナンバーだろう。しかもHeart of Glassの方は既にこの段階で、後のダンス・ミュージックの祖型を構成していることに驚かされる。なお、Fade away and Radiateでは、ゲストのRobert Frippがあの独特のギターを弾いていて、アルバムの中にあっても異色な作品。

BlondieThe Best of Blondie(1981)
01 Heart of Glass
02 Dreaming
03 The Tide is High
04 In the Fresh
05 Sunday Girl
06 Hanging on the Telephone
07 Rapture
08 One Way or Another
09 (I'm Always Touched by Your)Presence Dear
10 Call Me
11 Atomic
12 Rip Her to Shreds
 Blondieの音楽性を知るには便利なベストアルバム。これを聴くだけで、Blondieがどれほどバラエティ豊かな曲作りをしていたかが分かる。例えばThe Tide is Highにはレゲエが、そしてRaptureにはラップが取り込まれている。Raptureが発表されたのは1981年のことであるから、21世紀にラップやヒップホップが「新しい」と思うことは大きな勘違いであると断言できる。多様なジャンルの曲に挑戦し、それらを昇華していくという点で、BlondieThe Policeの先駆者であるし、そうした卓越した先進性はもっと評価されても良い。

BlondieNo Exit(1999)
01 Screaming Skin
02 Forgive and Foever
03 Maria
04 No Exit
05 Double Take
06 Nothing Real but the Girl
07 Boom Boom in the Zoom Zoom Room
08 Night Wind Sent
09 Under the Gun (for Jeffery Lee Pierce)
10 Out in the Streets
11 Happy Dog (for Caggy)
12 The Dream's Lost on Me
13 Divine
14 Dig up the Conjo
15 Hot Shot
 1983年の解散から16年後に発表されたBlondieの復帰第1作。単なる懐古路線に堕することのない先進性は相変わらず健在で、スカを巧みに織りこんだScreaming Skinや、世紀末におけるBlondie流ポップ・ミュージックであるMaria、バッハの「トッカータとフーガ」、グリーグの「ペール・ギュント」の旋律を骨組みとしてラップで味付けした、ミスマッチにもほどがある組み合わせを鮮やかに昇華したNo Exit、、ジャズバラードのBoom Boom in the Zoom Zoom Room、正統なカントリー・ミュージックのThe Dream's Lost on Me、レゲエ調のDivineなど、その時点でのBlondieのあらゆる可能性を探った作品。Deborah Harry(Vo)の声は、高音と低音とでまったく異なる表情を見せるが、その取り合わせが印象的なDouble Takeや、Night Wind Sent(間奏部のギターの音色が素晴らしく、Fripp&EnoWind on Wind-Evening Starのギターに対比させるのも──曲のタイトル面からも──面白い一曲)などに典型的なように、硬質な音作りながら全体としては「柔らかい」傑作アルバム。


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